終身保険と終身保障
よくお客様とお話しするときに、いつも出てくるやり取りがあります。
私『保障は一生涯ですか?更新型や満期のある定期の保障ではありませんか?医療保障やがんの保障は一生涯でないと、将来困ることになりますよ』
お客さん
『保険は終身だから大丈夫!!!』
私『終身保険にくっついている医療特約は定期型で更新型の事が多いんですよ。本当に大丈夫ですか?』
お客さん
『入るときは一生涯と言われた。証券にも終身保険って書いてあった』
私『終身保険とは、解約返戻金のある一生涯の死亡保障を指すんですよ。「満期まで払えば死亡保障が一生涯」というパターンや、「支払も死ぬまで一生涯で、死亡保障も死ぬまで一生涯」というパターンなど、様々です。終身保険だからと言って、医療の保障が一生涯とは限りません。たいていの場合は、65歳で死亡保障を支払い終わって、あとは、医療特約を更新していくパターンが多いです。もしよろしければ、証券を見せていただけますか?』
という、やり取りの後、半信半疑に保険証券を持ってきてもらい、証券分析をさせていただきます。証券分析後の説明で、医療保障が65歳以降更新型で、その保険料が結構負担が大きいことに気づき、びっくりする。
終身保険と終身保障は違います。一般的な認識としては、終身保障は一生涯の保障という意味でとらえられるものだと思います。けれども、更新型や定期型の医療特約は、そうでない場合が多いので、ご注意ください(^_^)